誠実なカウンセリング
「医療はビジネスではない」という、当たり前で、もっとも大切なこと。
現代の日本において、歯科医院の数はコンビニエンスストアよりも多いと言われています。
街を歩けばあちこちに歯科の看板があり、患者様にとっては「どこに行けばいいのかわからない」という贅沢な、そして深刻な悩みがあるはずです。
しかし、歯科業界を内側から見ていると、悲しい現実を目にすることもあります。
過剰な競争の中で、歯科経営を維持するために「いかに自費診療を勧めるか」「いかに効率よく回転させるか」というビジネス的な側面が強くなりすぎているケースがあるのです。
もちろん、歯科医院も経営が成り立たなければ医療を提供し続けることはできません。
しかし、「経営のために治療を提案する」ようになった瞬間、それはもう医療ではなくなります。
私は、自分の利益のために話をすることはありません。
私は、患者様に絶対に嘘をつきません。
これは、三代続く歯科医師の家系に育ち、100年にわたって患者様と向き合ってきた一族の誇りであり、私という一人の人間としての生き方そのものです。
「技術の良し悪し」以上に、患者様が見抜いているもの
歯科治療は非常に専門的な分野です。
レントゲン写真を見せられ、難しい用語で説明をされても、それが本当に自分にとってベストな治療なのか、客観的に判断できる患者様はそう多くはありません。
「この詰め物は最新の素材です」「このインプラントは最高級です」と言われれば、そうなのかもしれない、と納得せざるを得ない部分があるでしょう。
医学的な説明は、時として専門知識の壁に隠れて「ごまかし」が効いてしまう側面があるのです。
しかし患者様は、たとえ医科学的なことは分からなくても、
「そのドクターが誠実かどうか」「今、目の前の自分のことを本当に考えてくれているか」ということは、敏感に感じ取っているはずです。
日本人は特に、言葉の裏側にある意図や、相手のわずかな表情の変化から本音を察する能力に長けています。
どれだけ立派な設備を整え、最新の治療法を並べ立てても、そこに「自分の利益」が混じっていれば、患者様の心にはどこか違和感が残ります。
逆に、たとえ派手な設備がなくても、そのドクターが「もし自分の家族だったらどうするか」という視点で真摯に悩んでいる姿を見れば、患者様はそれを信頼という形で受け取ってくださいます。
私は、これまで多くの勤務地を経験してきましたが、場所が変わるたびについてきてくださる患者様が数多くいらっしゃいます。
20年以上、私の手を信じてくださっている方もいます。
彼らが私を選んでくれる理由は、私の技術が魔法のように素晴らしいからではないと思っています(もちろん、プロとして常に技術は磨き続けていますが)。
そうではなく、「この先生は、自分に嘘をつかない」という安心感こそが、20年という長い歳月を支える絆になっているのだと確信しています。
私が提案する「自費治療」の真実
当院でも、保険診療だけでなく自費治療(自由診療)のご提案をすることがあります。
しかし、それは決して「利益が出るから」ではありません。
例えば、ある患者様に自費のセラミックやインプラントをご提案する場合、私はその方の口の中の状態だけを見るのではなく、その方の生活背景、お仕事、お食事の好み、そして将来どのような人生を歩みたいのかまでを伺います。
「今、この治療に投資することが、10年後の抜歯のリスクをどれだけ減らすのか」
「その方のライフスタイルにおいて、その費用をかける価値が本当にあるのか」
もし、その方の現状や価値観に照らし合わせて、保険診療の範囲内で十分なケアができると判断すれば、私は迷わず「今のあなたには保険診療で十分です」とお伝えします。
それが、患者様にとっての「本当の利益」だからです。
一方で、10年後、20年後の健康を考えた時に、どうしても自由診療の方がメリットが大きいと判断した場合は、その理由を包み隠さずお話しします。
それは、私の財布を潤すためではなく、あなたの「未来の健康」を損なわせないための、医療従事者としての責任だからです。
カウンセリングは、対等な「人間対人間」の時間
当院のカウンセリングは、一方的な説明の場ではありません。
あなたという人間を知り、私がどういう人間であるかを知っていただくための時間です。
並列診療(複数の患者様を同時に診ること)を行わないのは、そのためです。
一人の患者様とじっくり向き合う30分から60分の時間は、私にとっても非常に贅沢で、欠かせない医療行為の一部です。
「最近、お仕事が忙しくなりましたか?」
「食生活に変化はありませんでしたか?」
そんな何気ない会話の中に、歯が痛む本当の原因が隠れていることが多々あります。
ストレスによる食いしばり、生活環境の変化によるセルフケアの乱れ。
これらは、カルテの数字やレントゲン画像だけでは決して見えてきません。
私たちは、あなたの「歯」だけを治したいのではありません。
「歯を治した先にある、あなたの生活」を守りたいのです。
派手なものはありません。ですが、「誠実さ」があります。
佃2丁目歯科は、ホテルのような豪華な受付も、見たこともないような最新鋭の設備も置いていないかもしれません。
しかし、ここには他のどこにも負けない「誠実さ」があります。
私は、患者様をビジネスの対象として見ることを拒みます。
目の前の椅子に座っているのは、一人の人間であり、誰かの大切な家族です。
その方に対して、背筋を伸ばして、真っ直ぐに目を見て、本当のことだけを話す。
その積み重ねが、月島・佃というこの街で、皆様に愛される歯科医院になるための唯一の道だと信じています。
もしあなたが、「どこの歯医者に行っても、高い治療を勧められるのではないか」
「自分の今の悩みは、本当に理解してもらえているのだろうか」
と不安に思っているのなら、ぜひ一度、私に会いに来てください。
詳細を聞いたからといって、すぐに治療を決めなくて構いません。
納得がいかなければ、断っていただいて一向に構わないのです。
私はただ、あなたにとっての「最善」を一緒に考えるパートナーでありたいと思っています。
嘘のない、誠実な歯科医療。
それが、佃2丁目歯科があなたにお約束する、最大の価値です。
院長からのメッセージまとめ:3つの誓い
透明性
治療のメリットだけでなく、リスクや費用についても、包み隠さず全てお話しします。
患者様ファースト
医院の利益ではなく、患者様の10年後の笑顔を最優先にした提案をします。
対話の重視
「話を聞いてもらえなかった」という思いは、絶対にさせません。
納得いくまで何度でもお話ししましょう。
