並列診療は致しません
効率よりも、質を守るための「一対一」というこだわり。
歯科医院を訪れたとき、こんな経験をしたことはありませんか?
「麻酔を打った後、先生がどこかへ行ってしまった」
「治療の合間に、先生が隣のユニット(診療台)を行ったり来たりしている」
「やっと先生が戻ってきたと思ったら、慌ただしく数分だけ処置をして、また別の患者さんのところへ……」
これは「並列診療(掛け持ち診療)」と呼ばれるスタイルです。
多くの歯科医院がこの方式を採用しているのは、経営効率を高め、短時間に多くの患者様を診ることができるからです。
しかし、私は月島・佃の地に「佃2丁目歯科」を開院するにあたり、この並列診療を行わないことを決めました。
当院では、お一人につき30分から60分の診療時間を確保します。
初診時には、さらにじっくりとお時間をいただきます。
その間、私があなたのそばを離れて他の患者様を診ることはありません。
なぜなら、私は「流れ作業の治療」では、本当の意味で患者様の健康を守ることはできないと考えているからです。
「話を聞くこと」は、立派な医療行為である
「歯医者は歯を削り、詰める場所だ」と思われているかもしれません。
しかし、私にとって最も重要な医療行為の一つは、患者様との「会話」です。
30分、あるいは60分という時間は、単に治療を丁寧に行うためだけに設けているのではありません。
その時間の多くを、私はあなたとのお話に割きたいと考えています。
最近、お仕事の環境に変化はありませんでしたか?
睡眠はしっかりとれていますか?
お食事の際、無意識に避けている食べ物はありませんか?
一見、歯科治療とは無関係に思えるような生活習慣や環境の変化。
しかし、これらの中にこそ、お口のトラブルを引き起こしている「真犯人」が隠れていることが多いのです。
例えば、急にむし歯が増えた原因が、実は転職によるストレスでの間食増加だったり、歯周病の悪化が、夜遅くまでの残業による免疫力の低下だったりすることがあります。
もし私が並列診療をしていて、慌ただしく歯だけを診ていたら、こうした背景には一生気づくことができないでしょう。
「木を見て森を見ず」という言葉がありますが、歯科医療も同じです。
「歯を見て人を見ず」になってはいけない。
あなたという人間を深く理解し、生活の背景まで読み取ること。
それこそが、再発を防ぎ、一生自分の歯で過ごしていただくための鍵となります。
予防・検診の本質は「前回との比較」にあります
当院が予防や検診を重視しているのには、明確な理由があります。
そして、その検診のあり方も、一般的なものとは少し異なります。
多くの検診では「今、汚れがついているか」「今、歯周ポケットが何ミリか」という点(現在)の状態を見ることに終始します。
しかし、私が最も大切にしているのは、「前回と比べてどう変わったか」という線(経過)の視点です。
「3ヶ月前は3ミリだったポケットが、今日は4ミリになっている。
数値としてはまだ許容範囲かもしれないが、なぜこの1ミリが悪化したのだろうか?」
この「なぜ」を解き明かすために、私はお時間をいただきます。
単にクリーニングをしてお掃除を済ませるだけなら、短時間で終わるでしょう。
しかし、それでは「なぜ悪くなったのか」の原因は置き去りにされたままです。
「最近、歯ブラシの当て方が少し変わりましたか?」
「体調を崩されていませんでしたか?」
こうした対話を重ねることで、数値の裏側にある真実を探ります。
急にコントロールが悪くなった時に、その原因を一緒に見つけ出し、修正していく。
このプロセスこそが、本当の意味での「予防」なのです。
カルテを見る前に、あなたの歯が頭に入っている
私は、たくさんの患者様を次から次へと診る「大規模な歯科医院」を目指してはいません。
一人ひとりの患者様と深く、長くお付き合いすることを望んでいます。
そのため、私の頭の中には、担当させていただいている患者様お一人おひとりの情報が鮮明に刻まれています。
もちろん、医療機関として厳重にカルテを作成し、情報を保管しています。
しかし、私にとっては、カルテを読み返すまでもなく、あなたの歯の状態、過去の治療経緯、そしてこれまでの会話の内容が自然と思い浮かぶ状態こそが、本当のかかりつけ医の姿だと考えています。
「あの方は、右下の奥歯を気にされていたな」
「前回、お仕事が一段落するとおっしゃっていたから、今日は少しリラックスできているかな」
こうした細かな記憶の積み重ねが、精度の高い診断と、ストレスのない治療を生みます。
あなたは私の医院にとって「大勢の中の一人」ではなく、代わりのきかない「特別な一人」なのです。
「あなたのためだけの時間」がもたらす安心感
歯医者が苦手な方の多くは、「何をされるかわからない怖さ」や「急かされているような不安」を感じていらっしゃいます。
並列診療をせず、一対一で向き合うスタイルは、そうした不安を解消するための最良の手段でもあります。
質問を遮らない
治療の途中で疑問が湧いても、先生が忙しそうにしていれば聞きづらいものです。
当院では、いつでも手を止めてお話しを伺います。
麻酔の効きを待つ時間
麻酔がしっかり効くまで、私はあなたのそばで様子を見守ります。
放置される不安を感じさせることはありません。
五感への配慮
他の患者様の削る音や、騒がしいスタッフの動き。
それらから遮断された落ち着いた空間で、リラックスして治療を受けていただけます。
私たちは、月島・佃にお住まいの皆様にとって、ここは「単に歯を治す場所」ではなく、「自分の健康を一番に理解してくれるサポーターがいる場所」でありたいと願っています。
おわりに:私たちは、あなたの「人生の伴走者」でありたい
「並列診療をしない」ということは、一日に診られる患者様の数に限りがあるということです。
経営的には非効率かもしれません。
しかし、私がこれまでの歯科医師人生で出会い、20年以上も私を追いかけて通ってくださる患者様たちは、皆この「一対一の信頼関係」を愛してくださっています。
あなたの歯のことを、あなた以上に理解し、守り続けること。
そのために、私は今日も一人ひとりの患者様のために、たっぷりと時間を確保してお待ちしています。
佃2丁目歯科にご来院くださったその瞬間から、あなたは私にとっての大切なパートナーです。
どうぞ、肩の力を抜いて、あなたのことを私に教えてください。
その一歩から、一生続くお口の健康が始まります。
佃2丁目歯科の約束
お待たせしません
完全予約制で、前後の患者様との重なりを最小限に抑えます。
席を立ちません
診療時間中、ドクターはあなたの専任です。
ごまかしません
納得いくまで説明し、あなたの「知る権利」を尊重します。
